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デジタルの薬が今後製薬業界を塗り替えるかもしれない

posted 2019/10/03

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今回で4回目の開催となるIsrael BrainTechには、300を超える参加者が集まりました。
投資家、起業家、研究者が一同に介して、最先端の研究成果の発表や、スタートアップの展示、起業家と投資家のネットワーキングなどが活発に行われています。
大きな会場ではありませんが、逆に凝縮された空間で濃いつながりができているように感じます。
我々も、この場で直接話をしないと聞けない情報を、様々な起業家から得ることができました。

薬に代わる「デジタル治療法」が発表

例えば、アルコールや麻薬などの依存症の治療法として、現在は薬が使われています。しかし、そもそも薬が効かない患者がいたり、常用すると今度は薬に依存するようになるなどの問題があります。
スマートフォンを使い、薬を使うことなく、同等の治療効果がある治療法が開発されています。依存症の他にも、うつ、不眠症や統合失調症にも使え、一部はFDAに承認されているそうです。

出展や発表をしていない参加者の中にいる起業家からも、新しい製品・サービス情報をインタビュー

  • 企業1:認知機能が衰える前に、予防のために記憶に特化して鍛えるウェブアプリケーション。LumosityやPEAKなど、iPhoneで認知トレーニングができるアプリが様々に販売されており、大きく成長しています。しかし、お年寄りが実生活で本当に困る記憶の機能を鍛えるものがないため、そこに特化し、お年寄りに使いやすいインターフェイスの製品を開発しています。日本は世界で最も高齢化が進んでいるため、日本市場に高い興味があるそうです。
  • 企業2:大学で研究開発された技術のライセンスを受け、脳波から脳の深部の活動を推定して、うつやPTSDの治療を行う製品。この技術は、我々が懇意にさせていただいている、イスラエルの大学・病院の教授の技術です。
  • 企業3:脳に損傷を受けた患者が、往々にして記憶能力が衰えるので、その機能を強化する埋込み型の深部電極と刺激方法を製品化している企業のCEOとも話をしました。これも、大学で研究された技術を使った、スピンアウト企業です。

精神疾患において、「薬が効かない」「副作用が大きい」というのは大きな問題で、bioelectronic medicineが新しい薬として注目され始めています。わざわざ処方箋をもらいに病院に行く必要がなく、副作用がなく、安く、自宅でできる新しい薬に期待しています。

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