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外国語を学習するときなどに、舌の動きを映像でフィードバックすることで発音の学習を促進できる

超音波を用いて、体の中を見ることができる超音波(エコー)検査は、健康診断などでおなじみです。
カナダ・モントリオール大学とマギル大学の研究で、本人の舌の動きを超音波を使って撮像し、その映像をリアルタイムに本人に見せることで、発音の学習を促進させることができることが分かりました。

(図はGuillaume Barbier, Ryme Merzouki, Mathilde Bal, Shari R. Baum, and Douglas M. Shiller)

この研究では、超音波プローブをあごにあて、舌の、垂直方向の面で左右の方向(冠状面, coronal plane)の断層画像を本人にフィードバックしました。
すると、フィードバックが何もない場合と比べ、よりよく発音できるようになることが分かりました。

一方で、舌を体の前後方向の垂直(矢状面, sagittal plane)で切ったときの断層画像を見せた場合は、フィードバックが何もない場合より学習能力が悪くなりました。

研究者は、舌の動きを本人にフィードバックすることで、発音の学習を促進させることができる可能性に触れつつ、悪い結果を招く場合もあるため、どのようなフィードバックを行うべきかは注意を払う必要があると述べています。

Guillaume Barbier, Ryme Merzouki, Mathilde Bal, Shari R. Baum, and Douglas M. Shiller , "Visual feedback of the tongue influences speech adaptation to a physical modification of the oral cavity", The Journal of the Acoustical Society of America 150, 718-733 (2021) https://doi.org/10.1121/10.0005520

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