(写真はシャープのwebサイトより)

補聴器はその人ごとの調整が必要ですが、わざわざお店に行くことなく、アプリを経由して認定補聴器技能者や言語聴覚士により遠隔でフィッティングや調整を自宅で行うことが可能です。

一般的な補聴器と比べ、装置の値段がリーズナブルであることも特徴です。

補聴器は、購入後の調整が難しく、わずらわしさもあるため、使わなくなってしまう人も多いのが現状です。
また、補聴器をつけているということが自分が歳を取ったという自覚を意識させたり、デザイン上の好みの問題もあり普及しにくいといった面もあると思います。

このシャープの補聴器は、ここ数年で一気に市民権を得た完全ワイヤレスイヤホンと類似のデザインで、かつ音楽を聴くことや通話にも使えるなど機能としても新しく、市場に受け入れられやすいのではないでしょうか。
「家電メーカーのシャープが補聴器に参入した」というニュース自体が、耳の健康が注目されているということを表しており、その点でも興味深いです。